レポートを書くまでに(基礎演習)#2:情報のプロセッシング法

 基礎演習での「レポートの書き方」の授業用にメモ。暫定版なので、色々と修正していきます。次は「2 情報のプロセッシング法」の部分を。ここでは、1で収集した情報をうまく整理し、3の論文執筆の準備の仕方を学ぶことを目標とします。

1 情報のインプット法:図書館の活用法や文献の検索法など。
2 情報のプロセッシング法:文献の整理法やアウトラインの作成法など。
3 情報のアウトプット法:文章技法やパラグラフ・ライティングなど。

2 情報のプロセッシング法

2-1 情報を整理しよう

2-1-1 集めた情報は必ず記録しよう
・本のなかの有用な文を書き写したり、キーワードを抜き書きしたりしましょう。
・その際、その情報のソース(典拠;著者名、本・論文のタイトル、出版社、出版年、頁数など)をしっかり書き留めておきましょう。
・本や論文の重要な部分はコピーしておこう。あるいは電子化(PDFにする)して、いつでも参照できるようにしておきましょう。

2-1-2 情報をどこにまとめるか?
・情報をまとめる方法は人によって様々で、合う・合わないがあります。最初の内は色々と試してみるのが良いでしょう。
(1)ノート:学んだこと全てを一冊のノートにまとめる人や、レポートや論文ごとにノートを替える人がいます。
(2)京大式カード:B6判サイズのカード一枚につき、一つのトピックを書き、それらをたくさん集める方法。カードなので持ち運びに優れ、並び替えが容易であるため、考えを整理しやすいです。梅棹忠夫氏が考案。
(3)Evernote:あらゆる情報を簡単に管理することができるソフトウェア。インターネット上で知り得た情報をコピー&ペーストして、Evernoteに入れるだけです(ソースの取り扱いには注意)。キーワードで簡単に検索できるのが便利です。
(4)doc、txtファイル(Word、メモ帳など)

2-2 テーマを設定しよう 【次回以降】
・レポートには、「問い」・「主張」・「論証」が必ず必要です。あるテーマについて学んだことを、問いの形になおしてみましょう。
→次回のグループディスカッションを通じて、適切なテーマ・問題設定をします。

2-3 レポート・論文の構想を立てよう 【次回以降】
・一望法、KJ法マインドマップ;・アウトライン(序論・本論・結論)