千田梅二による筑豊炭坑の版画:田川市美術館
実家に帰省しているので、筑豊炭田にまつわる博物館・美術館に行ってきました。その第二弾は、福岡県田川市にある「田川市美術館」です。
・田川市美術館
HP:http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/bijyutu/
住所:福岡県田川市新町11-56
最寄り駅:JR田川後藤寺駅(駅からやや距離があります)
今回訪れた企画展では、筑豊炭坑の労働者の様子を版画にした千田梅二(1920–1997)の作品が展示されていました。その代表作「女坑夫」(1956)をはじめとして、イソップ物語や聖書など炭坑以外のモチーフの版画も展示されており、個人的には聖書をモチーフとした版画が印象に残りました。なお、梅二は同じく炭坑に関する記録文学作家である上野英信(1923–1987)とも交流があり、英信が書いたルポルタージュに梅二が版画を寄せたものがいくつか出版されているようです。
関連HP
田川市美術館|炭鉱の版画家 千田梅二とうえだひろし(2012年11月10日〜12月24日)
梅二の作品について簡単な紹介があります。