Modern Japan History Association バイリンガルイベント開催(5月18日、6月1日)

最近、新たに関わっているModern Japan History Association (MJHA)のイベント案内です。
MJHAはアメリカの近代日本史研究者が中心になって今春に組織されました。結成当初、ホームページやボードメンバーを見たとき、正直なところ、会員になるまでではないかなと思っておりました。しかし、ボードメンバーのお一人であるNUSの茶谷さやかさんから、日本にいる研究者との交流を促進するようなイベントを今後色々と企画していきたいとお伺いし、歴史家ワークショップでもご一緒している池田真歩さんとともにイベントの企画運営をお手伝いさせていただくことになりました。
今の我々の目標としては、日本をベースに活動している研究者にもメリットがあるようなイベントや、日本と海外の研究者の交流が促進されるようなイベントを企画していくことです。その際、とくに三人が重視しているのが、日本語・英語のバイリンガル形式でイベントを開催するという点です。英語だけでイベントをやってしまうと、日本の研究者が議論に積極的に参加するのが難しくなってしまうと思いますので、そういったハードルをできるだけ低くしたいと思い、このような形式を採用しました。これがどれほど機能するかは、正直、実際にやってみないとわかりませんが、まずはやってみたいと思っています。
現在、以下の2種のイベントのシリーズをそれぞれ2〜4ヶ月に1回企画していく予定です。
1つ目が英語論文執筆・投稿支援のシリーズです。自分の研究を英語で論文化する時に、英語論文の執筆経験者から具体的なアドバイスをもらおうという企画です。第一弾は、最近『「大東亜共栄圏」における南方国策移民』という本を出されたばかりの大久保由理さんに、沖縄に関する原稿をシェアしていただきます。コメンテーターはWendy Matsumuraさんです。開催日時は5月18日(木)午前9:00〜10:30(日本時間)です。
2つ目が日本語書籍のブックトークのシリーズです。第一弾は拙著『医学とキリスト教』を、キリスト教史が専門のGarrett Washingtonさんにコメントしていただきます(彼の本のブックトークも5月にMJHAで開催されます)。開催日時は6月1日(木)午後9:00〜10:30(日本時間)です。
どちらのイベントも非会員の方であっても参加いただけます。また、今後、このイベントで自分の英語論文を検討してほしい、自分の日本語書籍について議論してほしいという方がいらっしゃったら、お気軽に私にご連絡ください。イベント開催時には会員となっていただく必要はありますが、相談していただく時点では会員である必要はないです。