2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

朝鮮医学の知識・もの・ひとの受容:田代和生「近世前期朝鮮医薬の受容と対馬藩」(1995)

とある授業のアサインメントとして、近世前期の日本における朝鮮医学の受容について書かれた論文を読みました。(都合により、授業には出れていないのですが 笑) 個人的には、倭館(朝鮮・釜山)の朝鮮人医師に、対馬藩の医師が医学稽古を受けに行っていた…

青木歳幸「西洋医学の受容と佐賀藩の位置」洋学史学会特別講演(2012年5月13日、於:電気通信大学)

今回の洋学史学会では、青木歳幸先生(佐賀大学地域学歴史文化センター/専任教授)による特別講演が行われました。発表内容は、青木先生が佐賀大学に着任してから取り組んでおられる医学史における佐賀藩の位置づけについてでした。少々長くなりますが、非…

第3回若手研究者交流会(第40回社会事業史学会・大会 於:日本女子大学)

昨日、社会事業史学会・大会に行ってきました。昨日は若手大学院生を中心とした博士論文の構想発表会が行われ、東北福祉大学、立教大学、長崎純心大学、東北大学に所属する5名の博士課程の学生による発表が行われました。ここでは、3人の方に絞って、内容…

言説分析について(3):香西豊子「解剖台と社会」(2003)

授業のアサインメントとして、言説分析に関する論文を読みました。これまでは、言説分析に関する理論的な議論をした論文を2本読みましたが、今回は言説分析を実際に用いた論文となっています。 香西豊子「解剖台と社会――近代日本における身体の歴史社会学に…

東京大学大学院科学史・科学哲学研究室 2012年度院試勉強会

今年度も、東京大学大学院科学史・科学哲学研究室の受験生有志が、院試に向けて勉強会を開催しているようです。学内・学外問わず、参加可能ですので、受験を考えている方は参加を検討ください。なお、この勉強会は研究室公式の勉強会でなく、あくまで有志に…