紹介

論文:藤本大士「近世医療史研究の現在——民衆・公権力と医療」『洋学』21、2014、91–125頁。

藤本大士「近世医療史研究の現在——民衆・公権力と医療」『洋学』21、2014、91–125頁。 論文が出版されました。本論文は、近世日本の医療史の研究動向をレビューした論文です。とくに、医療の社会史的アプローチをとったこれまでの論文を取り上げています。も…

目次:『日本医史学雑誌』60(1)、2014年3月

『日本医史学雑誌』の最新号(60(1)、通巻1553号)が届きましたので、今回も本号の目次を掲載しておきたいと思います。 <原著> ・土屋悠子「『御製本草品彙精要』編纂の序幕――『孝宗実録』弘治16年8月9日の条をめぐって」 ・安西なつめ・澤井直・坂井建雄…

「若手医学史研究者が集う会」を組織しました

第114回日本医史学会も無事終わり、拙報告に対して的確なコメントを多く頂くことができ、また、たくさんの医学史研究者と交流でき、非常に充実した二日間を過ごすことができました。 また、今回の医史学会では多くの若手医学史研究者が参加しており、同世代…

報告:藤本大士「江戸時代の公権力と医療――秋田藩領および幕領の鉱山における医療政策の展開」火ゼミ(2013年4月9日、於:東京工業大学)

科学史を専門とする研究者が所属を超えて集う、「火ゼミ」で報告させていただきました。以下の文章は『火ゼミ通信』に掲載用のものです。 藤本大士「江戸時代の公権力と医療――秋田藩領および幕領の鉱山における医療政策の展開」火ゼミ(2013年4月9日、於:東…

藤本大士「<研究動向>身体障害をめぐる医療の歴史」(2013)

昨年夏に開催された生物学史分科会・夏の学校「<小特集>生物学史と現代の対話」(2012年6月24日、於:総合研究大学院大学)での拙報告を所収した『生物学史研究』が出版されたようです。 藤本大士「<研究動向>身体障害をめぐる医療の歴史――医学史と障害…

目次:『日本医史学雑誌』59(1)、2013年3月

本日、『日本医史学雑誌』の最新号(59(1)、通巻1549号)が届きました。今回は原著論文3本(うち、英語論文1本)、書評4本などが所収されています。 <原著> ・Akihito Suzuki, "Psychiatry in the Land of Suicide: Medicalization of Self-killing in Ear…

目次:「シンポジウム「日本における医史料の蒐集と保存について」、ミニシンポジウム「日本における医史料の保存について」『日本医史学雑誌』45(特集号)、1999年12月

1998年(平成10年)に開催された第99会日本医史学会総会シンポジウム「日本における医史料の蒐集と保存について――その現状と提言」および日本学術会議医史・医哲学研究連絡委員会共催ミニシンポジウム「日本における医史料の保存について」の諸報告は、『日…

目次:「<特集>近代日本における医療の社会史」『Historia Scientiarum』22(2)、2012年12月

昨年12月31日に発行されていた日本科学史学会の欧文誌『Historia Scientiarum』(Vol. 22, No. 2, 2012)をやっと手に入れました。本号では鈴木晃仁先生をスペシャルエディターに迎え、「近代日本における医療の社会史」という特集が組まれています。日本か…

東日本大震災と映画:宮古市・シネマリーンの活動を中心に

縁あって、16日・17日と岩手県宮古市にあるシネマリーンさんの被災地上映のお手伝いをしてきました。とても素晴らしい仕事をされていますので、本ブログでも紹介を。 まず最初にシネマリーンについて。シネマリーンは宮古市唯一の映画館で、三陸でもただ一つ…

「救出された絵画たち――陸前高田市立博物館コレクションから」(於:岩手県立美術館)

岩手県立博物館では「平成の大津波被害と博物館〜被災資料の再生をめざして」(拙ブログでの紹介はコチラ)が開催されていましたが、一方の岩手県立美術館では「救出された絵画たち――陸前高田市立博物館コレクションから」という企画がおこなわれていたよう…

震災資料の収集と岩手県立図書館

岩手県立図書館に行ってきました。なにか調べものがあって入ったわけではなかったのですが、施設があまりに充実していてテンションがあがってしまったので、簡単にその紹介記事を書いてみたいと思います。笑 岩手県立図書館ホームページへ 震災資料の収集・…

「平成の大津波被害と博物館――被災資料の再生をめざして」(於:岩手県立博物館)

昨日、岩手県立博物館で開催中のテーマ展「平成の大津波被害と博物館――被災資料の再生をめざして」を見学して来ました。館の方にブログでもなんでもどしどしアピールしてねと言われたので、早速その紹介を。笑 テーマ展「平成の大津波被害と博物館――被災資料…

目次:『日本医史学雑誌』58(4)、2012年12月

2012年も今日で最後の一日ですが、本日、『日本医史学雑誌』の最新号(58(4)、通巻1548号)が届きました。今回は原著論文3本、書評4本などの内容になっております。とくに、先日おこなわれたシンポジウム「富士川游先生と富士川英郎先生」(2012年4月28日、…

目次:『日本医史学雑誌』58(3)、2012年9月

本日、『日本医史学雑誌』の最新号(58(3)、通巻1547号)が届きました。本号も原著論文7本、書評3本と盛りだくさんの内容になっております。また、今井正浩「<ひろば>ガレノスと古代ギリシア・ローマ医学史研究の現在」はこの道の研究者にとっては必読であ…

アーカイブズ・カレッジへの参加を検討している方のために

現在、国文学研究資料館が主催する「平成24年度アーカイブズ・カレッジ長期コース(史料管理学研修会)」を受講しています。 ・平成24年度アーカイブズ・カレッジ | 国文学研究資料館 【2013/5/8追記】平成26年度からカリキュラムの変更により、平成25年…

東京大学大学院科学史・科学哲学研究室 2012年度院試勉強会

今年度も、東京大学大学院科学史・科学哲学研究室の受験生有志が、院試に向けて勉強会を開催しているようです。学内・学外問わず、参加可能ですので、受験を考えている方は参加を検討ください。なお、この勉強会は研究室公式の勉強会でなく、あくまで有志に…

付記:研究会における手話通訳派遣の手順などについて

3月24日に行われた生物学史研究会「近代における医療・福祉・障害者」の追記として、今回の研究会を通じて手話通訳について知り得たことを簡単にメモしておきたいと思います。今後、運営側として学会や研究会で手話通訳を依頼する際にお役立て下さい。 研究…

東京大学大学院科学史・科学哲学研究室 2011年度院試勉強会

表題の通り、今夏の大学院試験を受ける方を対象として、4月中旬より院試勉強会を開催しております。詳細は以下の通りです。 日時 毎週土曜日、14:00-15:30 時間の都合がつく方は、13:00からお昼ご飯を一緒にしています。 場所 東京大学駒場キャンパス 14…