k_社会福祉史
長廣利崇「第4章 工業化と障害者」山下麻衣(編)『歴史のなかの障害者』法政大学出版局、2014年、133–168頁。歴史のなかの障害者 (サピエンティア)作者: 山下麻衣出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2014/02/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (…
杉山博昭『キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡』大学教育出版、2009年、143–221頁。キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡作者: 杉山博昭出版社/メーカー: 大学教育出版発売日: 2009/08/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 「第四章 沖縄の…
杉山博昭『キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡』大学教育出版、2009年、83–142頁。キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡作者: 杉山博昭出版社/メーカー: 大学教育出版発売日: 2009/08/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 「第二章 飯野十…
杉山博昭『キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡』大学教育出版、2009年、1–82頁。キリスト教ハンセン病救済運動の軌跡作者: 杉山博昭出版社/メーカー: 大学教育出版発売日: 2009/08/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 本書は戦前のハンセ…
馬場わかな「社会国家と家族――1890年代〜1920年代のドイツにおける在宅看護・家事援助 (Hauspflege)を事例として」経済史研究会(2013年12月16日、於:東京大学大学院経済学研究科)
馬場わかな氏(日本学術振興会特別研究員)による、以下の研究会を聴講しましたので、簡単にその報告記を。 馬場わかな「社会国家と家族――1890年代〜1920年代のドイツにおける在宅看護・家事援助 (Hauspflege)を事例として」経済史研究会、2013年12月16日…
今週の金曜日に迫った、平岡隆二さんによる駒場科学史講演会「科学伝来――南蛮系宇宙論と近世日本」に少し関連させて、マテオ・リッチによる16–17世紀の中国へのミッションについて論じた文献を読みました。 ・駒場科学史講演会 「科学伝来 南蛮系宇宙論と近…
Sandra Kippen, "The social and political meaning of the silent epidemic of miners' phthisis, Bendigo 1860–1960," Social Science & Medicine, 41(4), 1995, pp. 491–499. オーストラリアのヴィクトリア州ベンディゴの金山では、1860年代から1960年代…
南直人「母乳が政治性を帯びるとき――世紀転換期ドイツにおける乳児保護の実態と言説」京都橘大学女性歴史文化研究所(編)『医療の社会史――生・老・病・死』思文閣出版、2013年、259–283頁。医療の社会史―生・老・病・死作者: 京都橘女子大学女性歴史文化研…
野口朋隆「近世中後期、小城藩主の資質・役割と「生命維持」」『歴史評論』754、2013年、48–61頁。 佐賀藩の支藩である小城藩は、近世中後期に藩財政の危機に直面していた。そのような窮状を打開するために、小城藩は山内と呼ばれる地域を中心に藩政改革を推…
佐伯理一郎「幕末及明治に於けるアメリカ醫師の活動に就いて」『基督教研究』24(1)、1950年、69–76頁。 http://jairo.nii.ac.jp/0027/00021615/en ※ 無料閲覧・DL可 幕末から明治初年に日本にやってきたアメリカ人医療宣教師たちの履歴を紹介したもの。昭和2…
有富純也「百姓撫育と律令国家――儒教的イデオロギー政策を中心に」『史学雑誌』112(7)、2003年、1195-1216頁。 のち、有富純也「第一章 百姓撫育と律令国家――儒教的イデオロギー政策を中心に」『日本古代国家と支配理念』(東京大学出版会、2009年)として所…
大杉由香「本源的蓄積期における公的扶助と私的経済――岡山・山梨・秋田を中心に」『社会経済史学』60(3)、1994年、349–378、451頁。 幕末から日清戦争までの時期に注目し、官費による公的扶助と隣保扶助などの私的救済がどのような関係にあったかを岡山・山…
近世日本史における貧民救済に関する研究は吉田伸之氏や北原糸子氏のものが有名ですが、このトピックは日本の研究者のみならず海外の研究者をも惹きつけているようです。今日は、マーレン・エーラス氏が日本の研究書に寄稿された論文をまとめました。ちなみ…
戦傷病者とその家族の労苦を伝えることを目的とした資料館「しょうけい館」に行って来ました。興味深い展示品が多く、非常に素晴らしい資料館でありました。ということで、そちらで学芸員をされている植田真澄さんの論文を簡単にまとめてみました。 植野真澄…
石井紀子「アメリカ女性医療宣教師の中国と日本伝道――メアリ・アナ・ホルブルックの場合(1881年〜1907年)」『日本研究』(国際日本文化研究センター)30、2005年、167–191頁。 http://shikon.nichibun.ac.jp/dspace/handle/123456789/1743 ※ 無料閲覧・DL…
16世紀の人びとの「救い」に対する強い関心を手がかりに、初期キリシタン時代の宣教師と日本人の出会いについて論じた文献を読みました。 五野井隆史「十六世紀、日本人とキリスト教の出会い――日本人が救いを求めていた時代」『サピエンチア : 英知大学論叢…
明日は修論の口頭試問がおこなわれます。口頭試問は学内の方だけでなく、全ての方が参加できると思いますので、もしよろしければご参加ください。とくに、来年以降に修論を出す方は、うちの研究室での口頭試問の雰囲気などを知ることができるので参考になる…
今日は修士論文の締め切り日だったのですが、研究室の同期とともに、無事に提出することができました(正確には昨日提出したのですが・・・)。締め切り直前は色々と大変でしたが、研究室の皆さまの大きなサポートのおかげで、なんとか乗り切ることができました…
近世期に設立された民間の救済団体が、明治期になってどのように自らを規定し直していくかについて論じた文献を読みました。そこには、明治新政府の思惑との対立だけでなく、団体内部のメンバーとの衝突があったのです。素晴らしい着眼であり、紹介されてい…
修論用メモおよび明日の歴史科学協議会大会(テーマ「伝統社会における貧民救済」)のための勉強もかねて、江戸時代に私的におこなわれた孤児救済について論じた文献を読みました。ちなみに、大会については下記ページ参照。 http://www.maroon.dti.ne.jp/re…
小石川養生所に関する先駆的かつ基礎的な先行研究を読みました。こちらも修論用メモ。 南和男「第五章 養生所の成立と実態」『江戸の社会構造』塙書房、1969年、294-341頁。江戸の社会構造 (塙選書67)作者: 南和男出版社/メーカー: 塙書房発売日: 1969/08/24…
今回も修論のために幕府による公的な医療施設の歴史についての研究論文を読みました。 岩渕佑里子「寛政〜天保期の養生所政策と幕府医学館」『論集きんせい』22、2000年、40-61頁。 小石川養生所といえば、江戸時代に無料で貧民に医療を提供した施設として、…
縁あって、大島にある藤倉学園を訪れています。本施設は川田貞治郎(1879-1959)によって1919(大正8)年に創設された、知的障害者のための施設です。そこで、今回は創始者である川田の履歴について簡潔に記した文献をまとめました。なお、著者の一人である…
昨日、社会事業史学会・大会に行ってきました。昨日は若手大学院生を中心とした博士論文の構想発表会が行われ、東北福祉大学、立教大学、長崎純心大学、東北大学に所属する5名の博士課程の学生による発表が行われました。ここでは、3人の方に絞って、内容…